～2021年「世界経済リスク」入門

～2021年「世界経済リスク」入門の詳細

日本および世界の情勢がどのように変化するのか大いに気になるところであるが、わが国のマスコミは偏向報道が多すぎてあてにならない。特にひどいのが捏造の常習犯朝日新聞、共同通信、NHKであるが、アメリカでもトランプがフェイクニュースと呼んだニューヨーク・タイムズ、CNNの左翼偏向ぶりはひどい。しかし、中国側の思惑が透けて見えるというメリットもある。本書は香港の騒動をめぐる諸問題、米中貿易戦争の行方、次世代通信機器をめぐる米中の攻防、巨大化したGAFAに対する米政府の締め付け、世界に迫る金融危機の連鎖リスク、トランプ弾劾の行方、アメリカ大統領選挙の見通し、韓国への輸出規制問題、ブレグジットの問題点は何か、などなど当面のトピックについて要領よく解説している。いまやグローバリズムが廃れ、ナショナリズムが再び台頭した。米国は「中国製造2025」を潰すため、さまざまな法律を制定して ファーウェイなど中国先端企業の締め出しに取りかかった。世界的なサプライチェーンの再構築が始まり、米国と取引のある企業は米国を選ぶか中国を選ぶか二者択一を迫られている。冷戦時代のココムの再来であり、世界の分断が促進される。