シオニズムとアラブジャボティンスキーとイスラエル右派一八八〇~二〇〇五年 (講談社選書メチエ)無料ダウンロードkindle

シオニズムとアラブジャボティンスキーとイスラエル右派一八八〇~二〇〇五年 (講談社選書メチエ)

によって 森まり子


3.5 5つ星のうち(3人の読者)

シオニズムとアラブジャボティンスキーとイスラエル右派一八八〇~二〇〇五年 (講談社選書メチエ)無料ダウンロードkindle - 「(アラブ人との)合意につながる唯一の道は『鉄の壁を建てる』ことであり、それはイスラエルの地ではいかなる状況下でもアラブ人の圧力に屈しない力がなければならないことを意味する」(1923年の論文「鉄の壁」より) 2002年に着工、今なお未完成のヨルダン川西岸の分離壁。その理論的基盤となる思想を唱えたのが、リクードのイデオロギー、修正主義シオニズムの鼻祖ジャボティンスキーである。紆余曲折を経て先鋭化されていった彼の民族論は、イスラエルの対アラブ強硬論を読み解く重要な鍵となる。民族と国家との関係はどうあるべきか? この紛争に未来はあるのか? 混迷の続くパレスチナ問題の核心と本質に迫る意欲作。(講談社選書メチエ)

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本のタイトル : シオニズムとアラブジャボティンスキーとイスラエル右派一八八〇~二〇〇五年 (講談社選書メチエ)
作者 : 森まり子
カテゴリ : Kindleストア
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以下は、シオニズムとアラブジャボティンスキーとイスラエル右派一八八〇~二〇〇五年 (講談社選書メチエ)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
原罪を抱えている欧米はともかく、日本にとって「パレスチナ」問題というのは遠い世界の出来事に過ぎず、報道だけでは絶対悪のイスラエルと被害者としてのアラブという単純な構図しか見て取れない。しかし、ついに現代イスラエルを理解するに最適の一冊が世に出ました。読み終えたときにイスラエルに対する眼差しは綺麗に変わっていること請負の一冊です。ベギン、ネタニヤフ、シャロンといったリクードの歴々のみならず、労働党のラビン首相にしても結局はジャボティンスキーが提示した思想との距離の問題であることがわかる。思想と一口に言っても分かりづらいかもしれないが、ジャボティンスキー氏の経歴を辿ることで思想の揺籃地から丹念に掘り起こし、思想といいつつとことんまでリアリズムに裏打ちどことかせめぎあいが含まれているところがその後のイスラエル政治の問題をそのままなぞらえていることが理解される。つまり、圧倒的なまでの力への信頼と同時に限界の認識、民主主義であるがゆえの、過激化する民族主義との折り合いの困難さ、多民族国家それもともすればユダヤ人が少数民族に転落しかねないという危機意識と、大イスラエルとして領土を拡張しアラブ人を飲み込もうとする矛盾などなど。そこまでの問題に対する最適解としての「鉄の壁」という思想について、戦慄するだけでも知的興奮は折り紙つきだ。

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