日本的霊性 完全版 (角川ソフィア文庫) pdfダウンロード

日本的霊性 完全版 (角川ソフィア文庫)

によって 鈴木 大拙


4.6 5つ星のうち(13人の読者)

日本的霊性 完全版 (角川ソフィア文庫) pdfダウンロード - 内容紹介 日本人がほんとうの意味で宗教と出会った時代はいつか。大拙は、鎌倉時代の法然・親鸞と禅宗に日本人らしい宗教的本質を見出し、宗教とは何か、信仰とは何か、の真意をわかりやすく解いた名著。末木文美士解説。 内容(「BOOK」データベースより) 昭和19年、鈴木大拙は軍部が宣揚する日本精神に対抗して日本的霊性を唱え、本書を著した。大拙は精神の根底には霊性(宗教意識)があると主張。鎌倉時代の浄土系宗教と禅宗を重視した。念仏や禅の本質を生活と結びつけ、わかりやすい言葉で読み解き、日本人が持つべき心の支柱を熱く語る代表作。大拙は戦後、長文の序を付け再刊し、霊性の主張を本格始動した。本書はこの2版を底本とした〔完全版〕。 商品の説明をすべて表示する

日本的霊性 完全版 (角川ソフィア文庫)の詳細

本のタイトル : 日本的霊性 完全版 (角川ソフィア文庫)
作者 : 鈴木 大拙
ISBN-10 : 4044076030
発売日 : 2010/3/25
カテゴリ : 本
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以下は 日本的霊性 完全版 (角川ソフィア文庫) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
著者の言う「霊性」とはほぼ「宗教意識を形成するための直覚」と言って良い。ただし、「大地」に根差している点を重視しており、現世肯定的・現世利益的、あるいは貴族趣味であった平安時代までの宗教は認めていない。「日本の精神史は鎌倉時代に至って、始めてその真意義を発揮した」というのが基本的主張である。そのキッカケは蒙古襲来であり、地方への流竄を体験した親鸞とする。尚、本書は戦争末期の昭和19年に書かれているが、軍国主義的国家神道への反発があるようである。日本的霊性と仏教とが鎌倉時代に照応したという趣旨であり、特に、禅と念仏を重視している。「大地」に根差した超個己の人親鸞の上で、感性的・情性的直覚は霊性的直覚にまで深化し、「物のあはれ」は「念仏のまこと」に深められたとする。執筆当時は「教行信証」の方が有名だったらしいが、著者は既に「歎異抄」に着目している。また、法然・親鸞は霊性において同一人格とすべきと述べている。個人的には八百万の神をそこはかとなく敬う淡い信仰心が日本人の心性に相応しいと考えているが、著者は、「花鳥風月を支える大地に撞著するとき、霊性は輝き出る」と断言する。しかし、親鸞の教えと今日的問題の係わり等には触れないのである。冒頭、万葉集や平安朝の女性文学を批判し、未だ霊性が確立していない旨を述べ、親鸞において初めて「日本的霊性」が顕現したという論旨は独善的だとしても、まだしも題意に沿っている。しかし、それ以後は親鸞・念仏礼賛に終始し、目を疑った。これなら単なる「浄土系仏教論」である。自ら「霊性」という概念を捻出し、その「霊性」が顕現したのは親鸞に依ると断定し、以下延々と親鸞・念仏・禅の説明が続く構成は著しく説得力を欠いていると思う。単に「日本仏教は日本固有のもの」と言いたかったのではないか。

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